(5/18更新)アメリカの学童野球についての本を読んで

【1】2023年5月の開催予定

2023年4月・5月:

  1. 4月28日(金) 16:00頃~18:15頃
  2. 5月12日(金) 16:10頃~18:15頃
  3. 雨天中止(卓球にします)5月19日(金) 16:10頃~18:15頃
  4. 5月26日(金) 16:10頃~18:15頃

場所:平山台 健康・市民支援センター(日野市平山2-1-1.駐車場完備)

【2】『アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた』(小国綾子 著)を読んで

2013年に刊行された書籍のため、令和の現代とは少し事情は異なるかもしれませんが、とても面白い本でした。

ご主人のUSA転勤を受けて、これまで日本で学童軟式チームに入っていた子と母が、USAに渡り、USAの硬式野球チームに入る実話(エッセイ)です。

結論から言いますと、『日本もUSAも、学童野球の状況は大差ない』です。

でも、いくつかの点で、USAならではの事情があります。読むかたによって感想や見方は異なるかもしれませんが、私が印象に残った、USAの学童野球の特徴は以下です。

  1. 楽しむためのチームは、活動は半年だけ。他のシーズンはサッカーやバスケなど別のスポーツをやる。
  2. 強豪チームは、毎年セレクションがあり、必ず同じチームに毎年居続けられるわけではない。(強豪チームもピンキリ)
  3. 「この地域だからこのチーム」と、選択肢が全く無いのではなく、レベルや「やりたい野球スタイル」に応じて、チームの選択肢がたくさんある。
  4. とにかく試合数が多い。日本のように一回負けたら終わりのトーナメントではなくリーグ戦が主。
  5. チーム方針次第で、打者は9人ではなく12人‥15人など立たせてOKの大会が多い。
  6. ピッチャーは色んな選手がトライできる。1人2人に固定しない。
  7. 「自分はこのポジションをやりたい。バントは嫌だ」などコーチや監督に自己主張をしっかりとすることを求められる。
  8. 保護者も、コーチや監督に「うちの子にこういうポジションをやらせてほしい。」などはっきりとリクエストすることが多い。
  9. 熱心な家庭は、チーム練習とは別の日に個人レッスン・グループレッスンを受講している。
  10. 国籍や人種はほとんど関係ない。上手になれば、どんどんチームメイトから認められる。選手同士、言葉で誉め合う。
  11. チームワークを大切するよりも、「自分自身」が成長することを主軸に置く。
  12. 体罰はもってのほか。試合中の怒声や罵声は指導者が退場させられる。
  13. 指導者は選手に対しては、けなすよりも、『自信を付けさせる言葉』が中心。試合で活躍できるかどうかは、選手のメンタルが全てだから。

本を読んでいて、「大きい所では、日本の学童野球と大差ないな」とも感じました。

一方で、私も野球に対して感じている「個々人のプレイの集合体こそ野球」ということが、日本以上に、USAはハッキリとしている、と感じました。つまり、チームワークさえ大切にすれば通用する、という世界ではなく、まずは自分自身が1人のプレイヤーとして全力で成長していかなければ、そのチームに居場所はない、というシビアさ、そして潔さがUSAではあります。

途中で、やる気のない子供たち全員に、1人のコーチが、決して感情的ではなく、ハッパをかけるシーンがあります。

『勝つために、君たちは情熱的になれているか。最高のパフォーマンスを発揮しようと、努力できているか。貪欲になれているか。』

このような内容だったかと思いますが、このシーン以降、子供たちがどんどんチャレンジングに変わっていきます。

印象的なシーンでした。

僕たちの”あそべーすぼーる”は、確かに遊びです。

でも、毎週金曜の1.5時間、必ず参加している子たちにとって、とても重みのある1.5時間だと思います。

1人でも、テキトーに試合に参加している子がいたら、金曜の放課後がもったいないし、一生懸命、この1.5時間を充実させたい、勝ちたい、と思っている他の子に、とても失礼だと思いませんか?

2023年度は、今まで以上に、『全力で、紅白戦で大活躍を目指す。紅白戦で絶対に勝ちに行く。』

こういう熱い気持ち、”パッション”(情熱)を持って、あそべーすぼーるに、取り組んでほしいな。

僕の願いです。

下手でもいい。

一生懸命勝ちにこだわってくれたら、それが最高です。

 

(Amazonのリンクはこちら⇒アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた 小国綾子 著

【3】2023年度 の新規メンバーを若干名、募集しています(あと2名)

詳しくは、こちらのブログをお読みください。

 

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