(7/17更新)私がどうして「短時間」にこだわるのか。

【1】2023年7月の開催予定

2023年7月:

  1. 7月7日(火) 16:15~18:15頃
  2. 7月14日(金)  16:15~18:15頃
  3. 中止⇒ 7月21日(金) 16:15~18:15頃
  4. 7月28日(金) 16:15~18:15頃

場所:平山台 健康・市民支援センター(日野市平山2-1-1.駐車場完備)

 

【2】(コラム)私がどうして「短時間」にこだわるのか。

スポーツメンタルトレーナーという資格と、公認学童コーチという資格を得て活動をしていますが、これらの資格が本物になるためには、毎日毎日、「子供たちの放課後の活動がどうあることが、子供たちの素晴らしい将来に結び付くのか」を考え続け、勉強し続けなければなりません。

そういう過程でのコラムです。

 

次男が通うサッカースクールは、1日1時間です。

パス練20分⇒ボールコントロール練20分⇒紅白戦20分、という流れです。

責任者のコーチのかたは、いかにこの1時間、子供たちに集中してもらって、能力を高めてもらうか、をものすごく工夫して考えています。

(私は野球ですが)指導という同業者として、この「工夫」はよく伝わります。

見ていて飽きません。紅白戦を通じて、どんどんポジティブな指導をしていきます。

私の指導スタンスと、かなり共通点があるんです。

いつも勉強になります。

最近、切なくなるんですが、小学生にスポーツでも文化的なことでも、大会などを勝たせるために、週4、週5当たり前、土日の場合、8時間当たり前、という習い事、チーム、耳にします。

大人が子供に広~い世界があることを教えさえしなければ、子供は、野球しか知らない、サッカーしか知らない、1つのことしか知らないで育っていくので、「(そのたった1つを)もっとやりたい」と言うに決まっています。

色んな世界、色んな趣味、色んな文化があることを教えようとしなければ、子供を、1つの習い事に「洗脳」することは、大人は簡単に出来てしまいます。

子供たちの活動の指導に携わっている多くの指導者は、実はそのことを分かっています。ちゃんと分かっています。

それでも、自分が関与できる枠組みから、子供たちが外に出て、色々な興味を持ってしまうことがきっと、怖いんでしょうね。

「〇〇漬け」にしないと、小学生の間だけに着目して、「気持ちが分散して、パフォーマンスが出なくなる」などと、思い込んでしまっているんだと思います。

でも、もうちょっと考えてみてほしいんです。

目の前の子供たちは、10人いたら10の個性があり、10人の全く異なる将来が待っています。

その10人を等しく「〇〇漬け」にしてしまう権利は、指導者には無いんです。

いかに短時間で、いかに上手に楽しさやスキルを、教えてあげるか、これが指導者の腕の見せ所であって、例えば1週間に2時間をそのスポーツに費やしてもらったら、どんどん残りの時間をその子の選択に委ねてあげればいいんです。

そしてグラウンドや練習場をどんどん他のかたに解放すればいいじゃないですか。

(私はこのことを、仕事で言う”共有会議室の解放”に似た感覚で見ています。ダラダラと会議室を押さえておくんじゃなく、必要な打合せが終わったら速やかに会議室を解放する。そうすれば、メンバーは次のことにどんどん取り組めるし、会議室だって他のかたに有効活用してもらえて、社会全体がハッピーですよね。)

場合によっては、積極的に他のスポーツや他の文化を提案してあげてもいいと思います。

私は、「卓球」をあそべーすぼーるの子たちやその友達に提案、提供しています。これは何でもいいんです。

小学生についてを書きましたが、中学生も、「〇〇漬け」はふさわしくないと思っています。

人生で一番多感な時期です。

どんどん色んな世界を知って、自分というものを知って、したいことや目指すことを見付けていくべき、大切な3年間です。

その多感な3年間に、1つの競技、1つの部活に「漬け」の状態にしてしまうと、高校生や大学生になってから、好奇心が中学生より広がることは考えにくいです。

普通は年齢と共に、どんどん興味の幅が狭まっていきます。

小学生の競技、部活動の指導者も、中学生の指導者も、

「いかに短時間で、週に何日も何日も拘束せずに、目の前の子供たちに、自分の教えられる競技・活動を、上手に伝えられるか」

これが、小中学生の指導に携わる指導者の責務なんじゃないかと思います。

私は長男の野球環境に従って、たくさんの野球チームや野球スクールを見てきました。

長時間練習をするチームは、その分、内容が濃いか、というと全然そんなことなく、半分以上は、「おい、集中しろ!」と、すっかり集中の切れた子たちへの、当てつけのようなつまらない反復練習でした。

(その精神状態でやらされた練習は2週間後も1ヶ月後も、全く上達に繋がっていないことがとても多かったのです!)

一方、今通っている野球スクールは、キャッチボールの時間などは少ないですが、「いかに2時間/3時間で、中身の濃い練習をするか」をいつも実践してくれています。

アメリカで長く経験をされたコーチで、アメリカやヨーロッパの練習の在り方は、基本2時間、3時間だそうです。

私は、長時間練習は、少年野球特有のお家芸だと思っていたのですが、最近、少年サッカーにもそういう流れがあるそうです。週5でサッカー、など・・

文化的な活動もそういう話が耳に入ります。(小学生ですよ??!)

「夏休みを返上して部活に出る」というような。

今が彼ら、彼女らの”ピーク”なら、それでもいいかもしれません。

でも、長い人生で、色んな世界が待っています。

大人の責務は、子供の視野がキューーっと狭まってしまうところ、「こんなに広い世界があるんだよ」と、視野を広げてあげることではないでしょうか。

こんなテーマで書いてほしい、というテーマがありましたら、公式LINEで、ご連絡いただければ幸いです!

【3】2023年度 の新規メンバーを募集しています(あと5名ぐらい)

詳しくは、こちらのブログをお読みください。

 

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