ピッチャーがなかなかストライクが入らない時、野手にできること
自分がピッチャーなら、と想像すること
私は高校の現役時代、センターでした。
ピッチャーがなかなかストライク入らないときは、『無駄なプレッシャー』を与えないような声がけを、意識していました。
そういう時に、
『自分がピッチャーだったら、どういう声がけをされたら、嬉しいか?』
といつも想像するように、していました。
一番大切なことは、
『気持ちよく投げれる雰囲気づくり』
だと、その頃から感じていました。
よく、怒鳴るように、
『ピッチャー、ラクにー!』
『ピッチャー、打たせてこー!』
という野手が居ますが、これは、逆効果です。ただのプレッシャーにしかならないので。
リラックスさせて、自分らしいピッチングを取り戻してもらうことを、野手は目指すといいと思います。
キャッチャーにできる声がけ、励まし
コントロールを乱したピッチャーにとって、最も重要な存在はキャッチャーです。
キャッチャーが、「大丈夫だ」と伝えれば、ずいぶん安心するものです。
キャッチャーは、特に、以下の声がけや励ましを、するといいと私は思います。
- 『良い球は来ているよ!』
- 『惜しい!ナイスコース!』
- 『1ストライクだよ!』『2ストライクだよ!』ストライクが入っていることを強調する
- ストライクゾーンぎりぎりの球のフレーミング(捕る瞬間、ストライクゾーンにミットをやや動かす。特に低めは上手に)
- 『大丈夫だよ!』と、ストライクゾーンを、手で囲って、示してあげる
- ベースはピッチャーにとって非常に重要な目印。ベースを少しでも綺麗にする努力
- ショートバウンド、ワンバウンドを、絶対に逸らさない。安心感を与える。
内野手にできる声がけ、励まし
キャッチャーの次に大切なのは、内野手です。大声を出す必要はないです。下手な大声は、逆にプレッシャーになります。
声は小さく、語りかけるように、で構いません。
- 『ナイスコース!』
- 『球は走ってるよ!』
- 『ちょっとずつ入ってきてるよ!』
- 『打たせて大丈夫だからね。』
- 『バッター勝負!』(2アウトでランナー3塁、などであれば、バッターとの勝負に集中すればいい)
- 『ピッチャー勝ってるよ!』(ファウルなど打たれたあと)
外野手にできる声がけ、励まし
私は外野手でしたから、外野手にも、たくさん出来ることはあります。
- 投げた瞬間、『入ったー!』と叫ぶ(釣られてボールを振るバッターも)
- 『惜しい惜しい!!ナイスコース!』と多めに言う
- ボールが先行すると野手の集中が切れるので、『ショート行くよ!』『サード行くよ!』と、名指しで内野手に声をかけていく
- ファウル、空振り、などの時、『ピッチャー勝ってるよ!大丈夫だよ!』と言う