ピッチャーがなかなかストライクが入らない時、野手にできること

自分がピッチャーなら、と想像すること

私は高校の現役時代、センターでした。

ピッチャーがなかなかストライク入らないときは、『無駄なプレッシャー』を与えないような声がけを、意識していました。

そういう時に、

『自分がピッチャーだったら、どういう声がけをされたら、嬉しいか?』

といつも想像するように、していました。

一番大切なことは、

『気持ちよく投げれる雰囲気づくり』

だと、その頃から感じていました。

よく、怒鳴るように、

『ピッチャー、ラクにー!』

『ピッチャー、打たせてこー!』

という野手が居ますが、これは、逆効果です。ただのプレッシャーにしかならないので。

リラックスさせて、自分らしいピッチングを取り戻してもらうことを、野手は目指すといいと思います。

キャッチャーにできる声がけ、励まし

コントロールを乱したピッチャーにとって、最も重要な存在はキャッチャーです。

キャッチャーが、「大丈夫だ」と伝えれば、ずいぶん安心するものです。

キャッチャーは、特に、以下の声がけや励ましを、するといいと私は思います。

  1. 『良い球は来ているよ!』
  2. 『惜しい!ナイスコース!』
  3. 『1ストライクだよ!』『2ストライクだよ!』ストライクが入っていることを強調する
  4. ストライクゾーンぎりぎりの球のフレーミング(捕る瞬間、ストライクゾーンにミットをやや動かす。特に低めは上手に)
  5. 『大丈夫だよ!』と、ストライクゾーンを、手で囲って、示してあげる
  6. ベースはピッチャーにとって非常に重要な目印。ベースを少しでも綺麗にする努力
  7. ショートバウンド、ワンバウンドを、絶対に逸らさない。安心感を与える。

内野手にできる声がけ、励まし

キャッチャーの次に大切なのは、内野手です。大声を出す必要はないです。下手な大声は、逆にプレッシャーになります。

声は小さく、語りかけるように、で構いません。

  1. 『ナイスコース!』
  2. 『球は走ってるよ!』
  3. 『ちょっとずつ入ってきてるよ!』
  4. 『打たせて大丈夫だからね。』
  5. 『バッター勝負!』(2アウトでランナー3塁、などであれば、バッターとの勝負に集中すればいい)
  6. 『ピッチャー勝ってるよ!』(ファウルなど打たれたあと)

外野手にできる声がけ、励まし

私は外野手でしたから、外野手にも、たくさん出来ることはあります。
  1. 投げた瞬間、『入ったー!』と叫ぶ(釣られてボールを振るバッターも)
  2. 『惜しい惜しい!!ナイスコース!』と多めに言う
  3. ボールが先行すると野手の集中が切れるので、『ショート行くよ!』『サード行くよ!』と、名指しで内野手に声をかけていく
  4. ファウル、空振り、などの時、『ピッチャー勝ってるよ!大丈夫だよ!』と言う

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