「指摘」は1人のコーチからで充分。
少年野球チームの1シーン
前に、どこかの少年野球チームの指導で、少し気になるシーンがありました。
1人の選手の、ノック中のゴロの取り方で、気になる点があったようで、ノッカー役も、キャッチャー役も、よってたかって、ずっと同じ指摘を、その選手に大声でし続けていました。
指摘は1人のコーチからで充分。
そのシーンを覚えていましたし、昨日、4チーム合同での練習中、別コーチがノッカー役、私がキャッチャー役だったので、ノック中、1人1人の気になるクセが見えてきた時、2人で問題点をノック中に共有し合い、別コーチだけから、指摘をする、という風に2人とも心がけました。
それでも他チームコーチから指摘をされているということで、信頼関係が不十分なので、どうしても”委縮”はしますが、克服したときに今度は2人で褒めてあげると、ぐっと自信が増している様子でした。
委縮した選手がどうなるか
前のシーンで、2人のコーチから同時に強い口調で指摘をされた選手がその後どうなったいたか、と言うと、
- 委縮により、ミスが更に怖くなり、またミスをしてしまう
- 度胸を持ってボールの正面に行くのではなく、ミスを恐れてボールを身体の脇で取ろうとする
- うまくいかず、どんどん表情が暗くなっていく
という様子でした。
私たちコーチにとって、
”選手の出来ていない点を気付かせる必要はある。ただし、委縮しないように、自信を保ちながら、上手に指摘する必要がある”
ことが、非常に大切だと実感しています。
実は家庭での子育ても、全く同じですよね。
母が子供にキレているシーンでは、父は冷静に、見守ってあげたり、励ましてあげたり。
2人同時にキレたり、指摘したりすると、子供は貝のように心を閉ざすだけですよね。
自主練:キャッチボール
さて、話を今日に戻しますと、ヒトカゲは、まだまだキャッチボールが充分に出来ません。そのことで、ややコンプレックスを持っていたりします。
だから、平日に、バッティング練習に付き合うよりも、たくさんキャッチボールに付き合ってあげようと、彼と話し合っています。
今日も、夕飯の準備の合間に30分ぐらい、キャッチボールをしました。
まだ腰が引けていますが、少しずつ取れるようになってきました。
うまくなってきてるから、自信を持ってね。