紅白戦に負けて、止まらない悔し涙
数日前から今日を楽しみにしていたヒトカゲ
私は父として、新しい仲間が来てくれる、ということを、息子にはとても尊いことだと、いつも言って聞かせています。
『出来るようになった子が、そのスポーツを新しく取り組みたい子に、自然と教える』
というのは、大切なスポーツマンシップの1つだと思うので。
今日は、少年野球チーム主催の野球教室、ということで、1週間ぐらいずっと、ヒトカゲには今日の大切さを言って聞かせていました。
そしたら彼も、前回の平山小での体験会が楽しかったこともあり、今日をとても楽しみにしていました。
何人来てくれるかなぁ、と。
低学年を見てくれたコーチのバランス感覚
今日、体験の子たちと低学年の選手たち全員を指揮してくれたコーチは、とてもバランス感覚のあるかたで、締めるところは締める、でも、融通を利かせてあげるところは融通を利かせてあげる、という巧みなコーチングで、選手たちも、体験の子たちもみんな、練習の3時間の間に、どんどんやる気や楽しさが高まっている様子でした。
特に、体験の子や低学年選手の誰かが、そのコーチに、
『紅白戦したいなぁ』
とリクエストしたら、案の定、最後は時間の許す限り、三角ベースでの紅白戦にしてくれて、体験の子たちも選手たちも、大盛り上がりでした。
最後の紅白戦で長打2本
低学年+体験の子たちなので、計9人で、4人と5人の2チームに別れたのですが、最初、一方のチームが、4対1までリードを広げ。
しかし、時間的に最終回、ヒトカゲのいる、もう一方のチームが追い上げ、4対4の同点で、試合終了。
ヒトカゲも、ティーボールによるバッティングですが、2打数2安打で、どちらも、長打を打てていました。それだけで素晴らしいことなのですが。
止まらない悔し涙
同点のまま、というのもスッキリしないので、対戦選手同士でジャンケンで勝敗を決めたら、ヒトカゲのチームの負けが決まりました。
すると、そこから、20分ぐらいでしょうか、ずっと悔し涙を流しているんですよね。ヒトカゲだけ。
家では、すごく眠い時間(夜)に、野球盤で、お父さんがホームラン打ちまくると、涙目になりそうなときはありますが、悔し涙というのは、家ではめったに見れないですね。
私が子供の頃も、少年野球で負けて涙、ということは、ほとんど記憶にないですね。覚えていないだけかもしれませんが。
だから、少年野球をやらせていて良かったなぁ、と思うんですよね、そういう負けず嫌いな性格は、スポーツをやるには、とても貴重な性格ですからね。
少年野球をやっているどれだけの選手が、試合で負けて、悔し涙を流すんだろう。
「泣くのを止めな」とは思わないですね。
しっかり自分で気持ちを整理できるようになったり、それを糧にして、もっと上手になろうと決意したり、そういうのが、この年の子の成長だと思うので
帰りの自転車では落ち着きを取り戻し、無邪気に、色々と振り返って話してくれました。
今日がとても楽しかったそうです。